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日本の仏教

以前、亡くなった友人のことを書きました。

その時のことをふと思い出しました。

 

その友人の兄弟が話してくれました。

葬儀の際のに友人につけた戒名に70万円程したと。

さらには、お経をあげる際に名前も年齢も間違えていたと。

 

彼は無差別殺人で殺害されました。子供がそのような恐ろしい事件で命を落としたのにも関わらず、担当の僧侶の方はご両親に慰めるような気を遣うような言葉すらかけず、淡々とお勘定の話をしたそうです。

 

また彼の一回忌か三回忌でのことですが、別の僧侶の方に「なぜ先祖は兄弟をも持ってくれなかったのですか」と聞いたそうです。

「海外にいて守れなかった」という返事が返ってきたそうです。

 

日本の仏教はあまりにもビジネスライクな葬式仏教だと感じます。

葬式の設備なんて、棺桶と食事以外は使い回しだと思います。支払われたお金は寺の維持と僧侶の方の給料になると思いますが、高齢化社会で亡くなる人が多くなれば安くなるというわけではないのですね。

 

僧侶といえど、自身の生活が懸かっているのか、費用も安くはありませんし、他人の痛みがわかる人ばかりではありません。

私としては、友人の兄弟のように心に大きな傷を負いながらも生きている方に僧侶やカウンセラーなどになってもらいたいと思います。

 

仕事でミスをすれば、その分追加で工数がかかりますし、部品代もかかるかもしれません。お客様は傷ついたものは返品できます。

お坊さんに対しては……ボイスレコーダーでも持参するしかありませんね。