ページ コンテンツ

なぜ私だけが…という問い

今日は9月最初の平日ということもあって、通勤中の学生が多かったですね。

この時期は学生の自殺を止めようとする趣旨の報道がされます。

直前になって、付け焼刃のように言われても…と思ってしまいます。もっと普段から、もっと身近にいる人が助けを求められる存在になってほしいと思います。

 

そのような形でなくとも、お子さんを喪った親御さんは世界で一番の苦しみを抱えています。今後は、国として事実の捜査や裁判よりなによりもまず、遺族の方々に尽くしてほしい。

現実としては難しいでしょう。今の時代この日本において、このような悲劇は誰もが体験するわけではありません。辛い思いを共有することはそうそうできないと思います。

国も会社も一個人を助けてはくれません。

 

『なぜ私だけが苦しむのか 現代のヨブ記』という本があります。

いつの時代にも、不条理な理由で様々な苦痛に耐えている人がいます。残念ながら、人生とは不公平なものです。少しでも平等にしようと、法律がありますが、完全ではありません。

筆者自身もお子さんを先天性の病気で亡くしています。それでも後世に生きる私たちに立ち上がれなくてもいいから、顔を上げてほしいと、本書にメッセージを託したのだと思います。