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悪い奴ほどよく眠る

友人が海外で殺害されたのは以前も書いた。
その事件は犯人はその場で捕まり刑事裁判も受け、服役している。
裁判では、被害者に対してなんのコメントもなく、薬物によって正常な判断ができなかったと主張したのみだったらしい。おそらく弁護士の入れ知恵だろう。

また、その後のなぜ事件が起こったのかという審問では、犯人が事件を起こす前に薬物使用で拘留されたにも関わらず、保釈されたことを含めて当事者の陳述がなされた。当事者とは警察官、刑事、裁判官、目撃者、救助者である。
警察官の立場の上の者や裁判官は自分達の職務は全うしていて、対応には何も問題もなかったと述べた。
きちんとした対応が出来ていなかったと、主張した若い現場の警察官はその後謹慎の処分を受けたようだ。もっともその処分が何に対するものかはわからない。
しかしながら、警察署での立場は悪くなっていたようだ。

何が言いたいかというと、過失でない場合たいていの加害者側は人を傷つけたことを何とも思っていないのである。そのような加害者を止める立場にある人もほとんど同じである。

これは何も大きな事件にだけ当てはまるのではなく、学校におけるいじめも同じ縮図であると思う。
もちろん中には反省をしている人もいると思うが、そういう人は態度でわかるだろう。

そういうわけで、自分達を傷つけた人に対して抱く怒りや恨み、復讐してやりたいとかいう気持ちを持ち続けることほど、もったいないことはない。
負の感情は自分の自律神経等にも作用するから、動悸がしたり気分が悪くなったりする。
自分で自分のことを苦しめている。泣き寝入りを進めているわけではないけど、どうにもできないことがあってそれに対してどのように折り合いをつけるのか。

なるべく自分の気持ちが楽になるようなことか、加害者のことを考える隙を与えないほど何かに没頭することが大事だ。
まずはついつい自分が加害者のことを考えていることに気づくことから意識して見ようと思う。

しかしその加害者もある意味被害者なのかもしれない。本当に悪い奴らは表に出ないだろうから。

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ふわふわぬいぐるみ

最近我が家に生まれた子供のためにぬいぐるみを購入した。

選んだのは妻ですが、質感など結構なこだわりを持って選んだ逸品らしい。

 

厳しいお眼鏡に適ったのはおさるのビンゴである。

知名度ではジョージの方が上だと思うが、ビンゴは毛並みがいい…と思う。

あとベッドの上のような場所でも安定して座ってくれる。

 

このメーカーはウサギや馬、ヒツジなど色々な動物のぬいぐるみを取り扱っているが、おさるのビンゴが定番らしい。

外見がヒトに似ているからだろうか。

 

汚れやほこりが付いても丸洗いできる(洗濯機洗いも可)ので、清潔な状態にしやすい。

アニマルズは大きさもサイズが色々あるので、1歳くらいの子でも楽に扱えると思う。

種類としてはアオアシカツオドリというなかなかマニアックなものまである。また同じサルやウサギでもデザインがいくつか用意されているのもある。

職人やスポーツ選手の道具への愛着のようにモノを大切にする心を育んでいってほしい。

 

まだまだなんでも食べたい盛りの子供はビンゴの顔をなめようとしている。

もう少し大きくなったら気に入ってくれるといいのだが。

そんな父はジョージ派でした笑

いじめ

先日、旭川でいじめによって少女が亡くなった。

 

自分がいじめを受けていたとしたら、家族には言いづらいし、学校の先生に相談したくはなる。しかし、そんな時に先生というのは100%助けてくれないと考えた方が良いと思う。逆に一番頼ってはいけない存在であると。

 

先生とはいってもいち公務員であり、いじめを受けた経験があるならば、学校にはもう関わりたくないだろうから、わざわざ先生になりたいとは思わないだろう。むしろ、いじめていた側かもしれない。または波風立てずに退職したい安定志向かもしれない。

よって、そんな人間にいじめられる側の気持ちなんて理解できるはずもないし、対処法も思いつくわけがない。

 

文部科学省がいじめ問題への対応について資料を出しているみたいだが、彼らの目の前で苦しんでいる子供はいないし、彼らも同類だから、自宅でオンラインで義務教育を受けられるように環境を整えた方が、よっぽど若い命を救えることに気づかない。

 

やはり家族に相談すべきだと思う。

反撃できるならいいが、数の暴力でどうしようもない場合は、転校でも引っ越しでも何でもして生き延びることが大切だ。戦うことよりも逃げて関係を切ることが得策である。先生に頼るよりも家族で経験者の話をネットや書籍で調べて対応した方がいいと思う。先生にとっては数十人、数百人の中の生徒一人だが、親にとっては数少ないたった一人の存在だから。

 

残念ながら、人を傷つけても何にも感じない人間というのは確かに存在する。そしてその片鱗は幼いころからあり、家族も同じような人間だろうから、違和感を覚えずにそのまま大人になっていく。

 

調べてみると、国際人権規約自由件規約の6条・児童の権利に関する条約の37条によって18歳未満の人間の行為に対する死刑ないしは終身刑は禁止されいるようだ。日本もこれらに沿うように努力宣言している。

 

またそれら規約・条約は国際連合が採択した基本的人権の中で宣言され、EUでは各国の憲法をも上回る法的拘束力を与えられている。この条約に影響をうけたのが欧州人権条約であり、ノルウェーの大量殺人犯が自らの処遇改善について求めた根拠となっている。

 

何が言いたいかというと、世界的に受刑者の人権問題に過敏になっていると思う。殺された側の人命は軽く見ているのと対照的だ。死人に口なしでこのままでは加害者からすると、一命と取り留めるよりも殺してしまった方が都合がいいことになっている。

人権を奪った人間が人権によって守られているという皮肉な状態である。

 

どの国の政府のお偉いさんもガードを固めているから問題ないだろうが、一般市民はたまったもんじゃない。

 

また少年院を出院しても再犯率は35%だという。これを低い数字といえるだろうか。

 

 

昔からアメリカで『バットマン』、最近でも『ARROW』や『FLASH』のように法律では対応が不十分な抜け道に対する憤りを解消するようなドラマが流行っている。

 

しかしあえて『DEATH NOTE』のセリフを引用したい。

「確かに法律は完全じゃない。法律を作った人間が完全じゃないから、完全であるはずはない。だが、正しくあろうとした人類の努力の積み重ねが法律だ。」

 

今後法律が改正されることを願う。

内祝いのおすすめ2

前回に引き続き内祝いのおすすめ

2点目は神戸トアロードデリカテッセンさん

 

神戸に行くときは毎回寄っているお店。スモークサーモンがおいしい。

近くにあるシリアル屋

内祝いにはギフト用の詰め合わせが多数用意してあり、値段もお手頃。

 

 

tor-road-delica.com


近くにあるグラノーラ屋さんもおすすめ。

ギフトを送ったことはないけど、自分用で購入しました。

elphgranola.com


内祝いのおすすめ

内祝いするときって選ぶのが難しい。

モノだと不要なものにならないかが心配なので、私は消費できる食べ物飲み物を送るようにしている。

 

その中でも喜ばれたものを備忘録的に残そうと思う。特に関東には本店がないお店をあげていこう。

 

まずはやまがき畜産さん。

www.yamagaki.co.jp

 

ステーキ、焼き肉、すきやき、しゃぶしゃぶといった豊富な種類から選べる。

中でもおすすめなのがヘレステーキ。

 

私も戴いたがあるが、口の中で溶けるという表現がこれほどまでに合う肉を食べたことがなかった。またとても柔らかく、切り分け時はまるで豆腐を切っているような感じだった。

 

 

明けない夜は

今回もやはり亡くなった友人のことについてだが、そのお兄さんの話によると今年の1月の彼の命日に誰かが来て花を手向けてくれていたようだった。

 

彼が亡くなったのは、2017年だから4年も前のことになる。亡くなって間もないうちは多くの方が来てくれていたようだが、やはり年々少なくなっているらしい。私も今年は行っていないので申し訳ないが。

月日が経つと風化してしまうことは避けられないと思う。それでもなお墓前に来て手を合わせてくれる方がいるというのは友人もいい人たちに出会えたのだなと思う。そう思うのは私だけではないはず。きっと残された友人の家族も救われていると思う。

そしてそんな方たちにこそ幸せな人生を送ってほしい。

 

よく夜は必ず明けるとか、雨は必ず上がるとか言って人生はいいときも悪い時もあるから、悪い時は踏ん張り時だ。なんていう人たちやドラマがあるけど、見たことも話したこともない人間にいきなり殺された友人にそんなことが言えるのだろうか。たった一回の悪い時で、すべてが終わった友人に。

そういうことを言える人はたいして悪い時を経験していないか、悪い時に踏ん張れるだけの気力や体力があっただけで、そうであればもちろん賞賛に値するが、そうでない人たちも大勢いることを想像してほしい。死人に口なしで、荒波を乗り切れなかった人たちは語れないだけである。もしくはそういう人たちに光を当てようとしてないだけか…。

 

毎年1月に阪神淡路大震災、3月に東日本大震災のことが報道されるが、その被災者、遺族で今もまだ悲しみにくれている人がきっとたくさんいることと思う。

今までは自分もどこか遠いことのように感じていた。身近にこんな不幸な形で、さぞ苦しかったであろう、痛かったであろうことが予想された形で亡くなった人はいなかったから。

でも今は少しはわかる気がする。家族を理不尽に奪われた怒りや、悲しさ、苦しみに終わりはないのだということを。

 

 

逢いたくて

最近はふとしたことがきっかけで亡なった友人の兄と話す機会が増え、彼らのことばかり書いている。とはいってもサボり気味だけど。

 

友人が亡くなってからもうすぐ4年が経つ。彼は

「一つ違いの年子だったのに、いつのまにか5歳差になってしまった」

と言っていた。

 

きっと理不尽な形で奪われた悲しみや苦しみや怒りというものは消えることはないだろう。普通の周りの人間が「時間が癒してくれる」なんて言ってはいけないんだろうな。痛みを抱えても前に進まざるを得ないから、見かけは生活しているんだと思う。

犯人は捕まったが懲役40年くらいの刑だそうだ。彼の内心は心穏やかではないと思う。

なぜ友人は死ななければいけなかったのか。なぜ犯人は生きているのか。

留学してきたという人と会うと、この人は無事で滞在期間半年くらいの友人はなぜ殺されなければいけなかったのか。

兄弟姉妹が健康で存命な人と一人になってしまった自分は何が違ったのか。

その差は何だったのか。

 

今日も広い世界ではたくさんの人が不条理な理不尽な理由で亡くなっていることでしょう。その一人一人に大切な家族や友人がいたはず。

殺人、自死、病死、事故、自然災害…。残された周りの方にどんな言葉をかけたら、少しでも気持ちが軽くなるだろうか…。

彼が言うにはかけられた言葉の中で心に残ったのは「かける言葉もない」だと言っていた。

 

Twitterでは多くの自死遺族の方、病死の方の悲痛なツイートがある。でも友人の兄のように殺人被害者遺族のツイートはないのではないか。

そして彼の家族は日本でカウンセリングの支援を受けることができたらしい。しかし、それは彼の居住している県がそういう制度を設けているからであって、日本の国としてすべての人に同じ権利があるわけではない。彼らのように本当に精神的なケアが必要な人に果たして支援はあるのだろうか…。声を上げられないほどのダメージを受けた人々の助けてがこの国は聞こえているだろうか…。

 

彼はあまり人前では泣けなくてね、と言ってある曲を紹介してくれた。

この曲を聴いたときに涙が止まらなかったらしい。でも、そのあとすっきりしたとも言っていた。

悲しくて悲しくて、でも泣けなくて心に溜まった感情はいつか爆発して悲惨な結末になってしまう気がして、しっかりと悲しんで泣くことができたようで少しほっとした。

 

https://www.youtube.com/watch?v=vZ2f_C-JQvM

 

逢いたくていま

 

作詞:MISIA 

作曲:Jun Sasaki

 

初めて出会った日のこと 覚えてますか
過ぎ行く日の思い出を 忘れずにいて
あなたが見つめた全てを 感じていたくて
空を見上げた 今そこで私を見守っているの?教えて…

 

今逢いたいあなたに
伝えたいことがたくさんある
ねえ逢いたい逢いたい
気づけば面影 探して悲しくて
どこにいるの?抱きしめてよ
私はここにいるよ ずっと

 

もう二度と逢えないことを知っていたなら
繋いだ手をいつまでも離さずにいた

「ここにいて」とそう素直に泣いていたなら
今もあなたは変わらぬまま私の隣で笑っているかな

 

今逢いたいあなたに
聞いて欲しいこと いっぱいある
ねえ逢いたい逢いたい
涙があふれて時はいたずらに過ぎた
ねえ逢いたい抱きしめてよ
あなたを思っているよ ずっと


運命が変えられなくても 伝えたいことがある
「戻りたい…」あの日あの時にかなうのなら何もいらない

今逢いたいあなたに
知ってほしいこといっぱいある
ねえ逢いたい逢いたい
どうしようもなくて全て夢と願った
この心はまだ泣いてる
あなたを想っている ずっと

 

この曲は聴いただけでなく、対話もした気がすると言っていた。

彼は亡くなった友人に伝えたいことがたくさんあることを思い出した。

 

結婚したこと。

白血病の妻が無事に子どもを産んだこと。

きっと友人が見守ってくれたんだ思ったこと。

無事に生まれたときにはあれほど恨んだ神に感謝したこと。

白血病の妻と同室だった人が亡くなり、その人の弟さんになにかしてあげたいけど、どうしたらいいか迷っていること。

転職したこと。

亡くなった友人が留学先で出会った人が友人の亡くなった後から日本に来て、今も働いていること。

亡くなった留学先で友人が行ったところに全て訪問し、どんな景色を見てどんな人に会ったのか見てきたこと。

留学を後押ししたことを後悔していること。

毎年命日に友人が来てくれること。

亡くなった友人の友人からたくさんの写真をもらったこと。

病院(職場)の人も友人もたくさん悲しんでくれたこと。

友人の母は暑い日も寒い日も雨の日も風の日も、毎月月命日に墓参りを欠かさずに行っていること。

友人父も母も街中で友人に似た人を時々見かけてはっとすることがよくあること。

亡くなった友人が帰国する予定だったその日に親戚一同で集まったけど、今まで気丈に振舞っていた友人母が大泣きして、最後まで寄り添って背中をさすり肩を抱いていたのは友人父だったこと。

4年しか経っていないが、みんな歳をとって髪も薄くなり、白髪も増えて老けたこと。

祖母は友人が亡くなってから痴呆の進行が進んでいること。

同じ無差別殺人で犠牲になった人と連絡をとりあっていること。

友人の部屋はまだ実家に変わらずにあること。

今も家族のLINEのグループに友人はいること。

亡くなった直後はよく夢に出てきて、玄関を開けてただいまと帰ってきて、やっぱり夢だったかと思ったところで目を覚ましたこと。

その夢はもう見なくなったけど、やっぱりもう一度会って話してみたいこと。

携帯でふざけて取った友人の写真が消せないこと。

自分と同様に大切な存在を亡くした人に何か力になりたいこと。

亡くなった友人はたくさんの人に愛されていたこと。

 

ーーー

生まれたお子さんの写真を見せてもらった。目元が亡くなった友人にそっくりだった。

将来、もし友人に似たら人を助ける仕事をするかな。